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2023/07/21

Artill株式会社主催・展覧会のお知らせ

※写真はイメージです。実際の展示風景とは異なります。

■奈良祐希個展『samādhi』が淡路島にて開催

この度Artill株式会社では、株式会社 All Japan Tourism Allianceと共催し、
兵庫県淡路島にある空中禅道場「禅坊靖寧」を舞台に奈良祐希個展『samādhi』を開催します。
 「禅坊靖寧」は建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した坂茂氏設計の最新建築です。

本展では代表作「Bone Flower」と新作「Bone Flower_Nest」に加え
淡路島の神秘的な大自然からインスピレーションを受けた最新作「Synapse」を発表します。


【本展で掲げる3つのフィロソフィー】

「現代建築とのセッション奈良は、作品を取り巻く環境と渾然一体となった状態を重視します。
環境は作品に対するノイズと捉えられがちですが、
建築家の顔をもつ奈良は、空間とアートを等価に考えて展示構成を行います。
坂茂氏が創った「禅坊 靖寧」という建築に対して奈良がどう応答するのか、
坂茂と奈良祐希のセッションといえます。
陶と禅の親和性心を静め、内省しながら高い境地を目指す「禅」。
その禅を海外に広めた鈴木大拙は奈良と同郷の金沢に生まれた世界的な哲学者です。
本展覧会では初の試みとして、鑑賞者に空中禅道場にて作陶体験を提供します。
作陶という、予期せぬ動きを繰り返す土に対して闘う行為は
無意識に入り込む行為だと奈良は常々言います。
これは禅において、呼吸に集中することで自己を意識的に無意識化していくことに似ています。
展覧会名になった「samādhi」は禅の語源にもなったサンクリット語で
「心が対象の中に没入して自我が消えた状態」を意味します。
雄大な自然の中、禅の体験施設での作陶という所作が
新たな智慧や示唆をもたらすことを奈良は強く願っています。有機と無機淡路島は伊弉諾尊と伊弉冉尊の二神により日本で最初に生まれた島であり、
伊弉諾神宮は日本最古の神社として神秘的な歴史を感じる由緒正しい場所です。
360 度に広がる四季折々の景色、燦燦と降り注ぐ陽の光、澄んだ空気、雄大な緑、
多種多様な生態系、夜空に輝く宇宙が互いに連関を持ちながら共生している「禅坊 靖寧」では、
作品を鑑賞しながら個人があらゆる事象と一体的に繋がっていくような感覚を得ることができます。
本展では、新月・満月の日における宿泊、建築やアート、自然を感じながらの禅体験など、
インクルーシブな体験型の展示により鑑賞者がウェルネスの実現に近づけることを想定しています。



【イベント概要】
会期:2023年7月23日(日) - 8月6日(日)
時間:開催日により異なります。詳細はお問合せください。
定休日:7月27日(木)及び8月1日(火)
会場:禅坊 靖寧(ぜんぼうせいねい)
住所:〒656-2301 兵庫県淡路市楠本 字場中2594-5
主催:Artill株式会社、株式会社 All Japan Tourism Alliance
特別協力:禅坊 靖寧
来場に関するお問い合わせ先:info@artill.jp (Artill株式会社)
公式HP:https://artill.jp/artmanagement-detail/samadhi


▼詳しくはこちら
https://artill.jp/artmanagement-detail/samadhi奈良祐希 Nara Yuki1989年石川県金沢市生まれ。
2013年東京藝術大学美術学部建築科卒業、2016年多治見市陶磁器意匠研究所首席修了。 
2017年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻首席卒業。 
2021年より建築デザイン事務所EARTHEN主宰。
陶芸分野ではArt Basel / Design Miami(スイス)、TEFAF(オランダ)、SOFA(アメリカ)などに招待出品。
主な受賞歴として第3回 金沢世界工芸トリエンナーレ審査員特別賞、
Penクリエイターアワード2021、第79回金沢市工芸展世界工芸都市宣言記念賞。
建築と陶芸の融合を目指した代表作<Bone Flower>は金沢21世紀美術館に史上最年少で永久収蔵されている。
建築分野では主な作品として<五行茶室>(2018/金沢21世紀美術館、台南市美術館)
<Node>(2023/企業新社屋)、 <Cave>(2023/リノベーション)。
 2021年には若手建築家の登竜門<Under 35 Architects exhibition 2021>のファイナリスト7組に選出される。禅坊 靖寧(せんぼうせいねい)禅坊 靖寧とは建築界最高栄誉といわれる「プリツカー賞」を受賞した建築家 坂茂氏設計による唯一無二の建築物。
全長100m のウッドデッキを有し、360度の全方位に広がる淡路島の絶景と溶け込みながらも、
躍動感のあるダイナミックな建築デザインとなっている。
淡路島の大自然を感じられるよう稜線を超えない高さに計算されており、
展望デッキにいると雄大な自然に包まれているような不思議な感覚がある。
また、風が抜ける展望デッキは様々な自然の音を楽しむことができる。