ニュース

プレスリリース

2024/04/17

Artill株式会社主催:『五感で浴びる、雨を感じる』

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
このたびArtill株式会社・Fullon株式会社は、いいオフィス永田町 by FullHouseを会場に、アーティスト大谷陽一郎の作品を期間限定で展示しております。
一般公開から多くの方に大谷陽一郎の作品をご鑑賞いただき、展示に関して皆様よりご好評を頂いております。
展示期間が残り1ヶ月となった折に、大谷陽一郎の作品をより魅力的に鑑賞いただける特別イベントを開催いたします。
この貴重な機会にぜひご高覧ください。


◇特別鑑賞イベント 

『五感で浴びる、雨を感じる』

“漢字”を用いて “雨”をテーマに制作するアーティスト・大谷陽一郎。その作風は国内だけでなく海外でも注目を集めています。
今回は、雨の香りのフレグランスや雨音など、“雨”にまつわるもので五感を満たしながら作品を鑑賞していただきます。
視覚・嗅覚・聴覚・味覚・感覚を研ぎ澄ませて、全身で味わう“雨”への没入体験をお楽しみください。

開催日時:4月19日(金) 19:00-21:00(最終入場:20:30)

【“雨”にまつわる五感】
1.視覚:大谷陽一郎が手掛けたアート作品
2.嗅覚:フレグランス
3.聴覚:雨の音色
4.味覚:雨にまつわるグルメ
5.触覚:雨という漢字の形態

会場:いいオフィス永田町 by FullHouse
(〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目7-2 Vort 永田町 6F )
アクセス:永田町駅4番出口 徒歩1分 
ご参加方法:事前予約制となっております。以下の登録フォームよりご登録ください。
 
↓ご参加はこちらから↓
https://forms.gle/Ffm3xVgawNNLeQAGA


大谷陽一郎 Yoichiro Otani
1990年大阪生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。在学中に清華大学(北京)交換留学。漢字を素材とした視覚詩の制作を通して、見ることと読むことの繋がりや、形・音・意味の相互関係を探求する。主な展示に、個展「AmE」(Bohemian's Guild CAGE, 2023)、江原梨沙子 + 大谷陽一郎「孤独の遠影」(モンブラン銀座本店, 2021)など。主な受賞に野村美術賞(2022)、「SICF24」EXHIBITION部門スパイラル奨励賞(2023)など。作品集に『雨』(リトルモア)、絵本に『かんじるえ』(福音館書店)がある。

<ki/u>
「キ」と「ウ」という音節に基づく漢字を無数に配置することで降雨を描いた。この発音の基底にあるのが雨乞いを意味する「祈雨」という言葉である。また、「喜雨」「鬼雨」「樹雨」「雨期」「雨季」など雨にまつわる言葉が複数あるという気づきから、その他の漢字へと派生させていった。最終的に50種ほど「キ」と「ウ」と発音する漢字を使用している。
線行から解放された漢字は作品のなかで同時的に存在しており、同一平面上にある全ての漢字と接続する可能性をもつ。鑑賞者の視線のなかで漢字同士が縁によって出会うことで、あらゆるインスピレーションが生まれる。漢字の形態、音節、意味が相互的に作用し合い、祈りのイメージを介しながら漢字同士が共鳴する場として新たな詩を表現する。

<雨>
漢字「雨」を従来の線行から解き放ち、絵の具とステンシルを駆使して何度も描き重ねた。文字と背景を同系色に統一することは、その識別を困難にするが、画材の凹凸が生み出す影と光の遊びによって、文字が視覚的に際立ち、見る角度によって異なる表情を見せる。さらに、ステンシルを使用した「雨」の描画によって、同じ活字を踏襲しながらも、反復によるずれや滲みがかすかな違いを生み出し、似て非なる文字が打ち出される。現在も原初的な象形性を維持する「雨」の字のその物質性を前面に出し、見ることと読むことの関係を探った。


一般展示期間

期間:2月19日(月) - 5月17日(金)

営業日時:平日 9:00-19:00 (定休日:土日祝)

*来場自由
*普段はコワーキングスペースとして利用されておりますので、他の利用者へのご配慮をお願いいたします。
*スタッフにご用の方は入り口の呼び出し用の電話番号にてお呼びください。

お問合せ先
Artill株式会社(担当:坂本)
sakamoto@artill.jp